所得控除と給与所得控除の違い
1所得控除
生命保険、扶養控除、自身保険料など、家庭環境や、健康状態といった「個人的事情」を加味したもの。
15種類あります。
2給与所得控除
会社員にとっての経費。所得税を計算する時、収入から引かれる金額。
※計算のために引かれるだけであって、実際引かれる金額ではありません。
給与所得控除の意味
みなさん、周りの人で自営業の方はいませんか?
例えば、八百屋を営んでいるとしましょう。
八百屋では、キュウリやトマトが売れて、全体の「売上」が出ます。
しかしその売上を出す為に、市場に野菜を見に行って、市場から安く仕入れて、初めてお店に野菜たちが並びますよね。
その時の交通費や仕入れ金額を必要なお金として「経費」として計算できます。
それに対して会社員には「経費」がありませんよね。
でもスキルアップに繋がる本や、仕事の服を買ったり、仕事に必要な出費はしているはずです。
だからこのくらいの収入の人には、これくらいの経費がかかっているはずだ。と計算されたのが「給与所得控除」なのです。
例えば年間給与が162万の人は55万控除
年間給与が360万の人は126万の控除と会社が勝手に計算してくれています。
収入ー給与所得控除=所得
所得×税率=所得税
所得税の計算にも使われる、給与所得控除。
会社が計算して、源泉徴収票に記載されています。
一度チェックしてはいかがでしょうか?